テストで赤点を取ったらどうなるのか?
影響や対策、中学生でも赤点があるのかなどを解説!
2021.06.08
赤点という言葉を耳にすると、「取りたくない」と感じる人が多いはずです。しかし、赤点というのは一体どれぐらいの点のことなのか、実際に赤点を取るとどうなってしまうのかまでは知らないのではないでしょうか。そこで今回は、赤点にまつわるさまざまな疑問を解決しましょう。
そもそも赤点とは
そもそも「赤点」とはどういう意味なのでしょうか。赤点の正体に迫りましょう。
赤点とは「落第点」のこと
赤点とは、定期テストで基準点に満たないこと。言い換えると「落第点」のことです。学校によっては、「欠点」という呼び方をするところもあります。
赤点を取ると保護者が呼び出される場合もあり、複数の教科で赤点を取ったり何度も同じ教科で赤点を取ったりすると、状況によっては進級に影響する可能性もあるのです。
赤点の基準は学校により異なる
赤点が何点なのかは、学校によって異なります。
「40点以下」や「30点以下」と具体的な点数で決められている場合もあれば、「平均点の半分以下」や「平均点の3分の1以下」のように、テストの結果ごとに赤点の点数が変動する場合もあるのです。また、教科ごとに赤点の基準が異なる学校もあります。
赤点を取ってしまったら
実際に赤点を取ってしまったら、どうすればいいのでしょうか。赤点を取った場合に起きる可能性がある事態や、赤点を取らないための対策方法をお伝えします。
赤点を取ったらどうなるのか
赤点を1回取ったら進級できない、というわけではありません。赤点を取った場合、学校や教科に応じて補習(補講)や追試が行われるので、きちんと受けて単位を取得することができれば留年を免れる可能性が高いでしょう。
ただし、同じ教科で何回も赤点を取った場合は、補習や追試では補うことができず、やむを得ず留年になってしまうこともあります。過度の赤点は大学受験に影響する可能性もあるので、進学を考えているならなるべく赤点を取らないほうが良いでしょう。
赤点を取ってしまった時は
赤点を取ってしまった場合は、学校側のフォロー体制を利用することが大切です。補習があるなら必ず出席する、追試がある場合は追試に向けて勉強をし、同じところでつまずかないようにするなどです。
赤点を取った側も留年は避けたいでしょうが、学校側、特に担任も、できることなら生徒を留年させたくないと考えています。担任や教科担当の先生に相談してアドバイスを受けたり、理解できない部分をもう一度教えてもらったり、単位取得に向けた努力をしましょう。
赤点を取らないようにするために
誰しもが赤点は取りたくないものです。赤点を取らないための最善策は、定期テスト前にしっかり勉強をすること。
しかし、勉強しないといけないと頭ではわかっていても、どうしても勉強できない人もいることでしょう。そんなあなたは、学習塾に入るなど、勉強する環境を変えてみるのも1つの方法です。
塾には入りたくない、それでも勉強できない人は、一夜漬けでもいいので、せめて前日・当日にできることを精一杯やってテストに臨みましょう。
ただし、1つ注意したいことは、定期テストの目標は「赤点を取らないこと」ではありません。定期テストはテストの時点までの内容がどれぐらい定着しているかを測るために行われます。
一夜漬けでは短期記憶になってしまうため、内容が定着しづらく、おすすめはできない勉強法です。
中学生にも赤点はある?
義務教育である中学校でも「赤点」は存在するのか、気になる人も多いことでしょう。そこで、中学校の赤点事情について解説します。
基本的に「赤点」はない
中学校の定期テストでは、基本的に赤点はありません。いくら点数が悪くても、義務教育には「留年」という制度がないためです。
ただし、私立中学校では赤点制度が導入されていることもあります。さらに、中高一貫校の場合は、中学校で赤点を取りすぎると高校に進学できなかったり、状況によっては退学もしくは外部の学校への転校を促されたりする可能性もあるのです。
点数が低いことには変わりはない
赤点がない中学校だからといっても、テストの点数が低いことは決して良いことではありません。中学校のテストの成績は、高校受験時の内申点に影響が出ることもあるからです。
高校受験では、入試の結果と内申点の両方を見て選考が行われます。仮に入試の成績が良くても、中学校のテストの点数が低すぎると、希望の高校に合格できないことも考えられるでしょう。
赤点は取らないのがベスト!
でも万が一取っても救済措置はある
今回は、赤点とはどういうものかという概要や、赤点を取ったときの対処法、取らないための方法などをお伝えしました。
真面目に勉強していても、苦手な教科ではどうしても思うような結果が出ないこともありえます。自分なりに頑張るだけではどうにもできないときは、プロの力を借りるのも1つの方法です。あなたに合った学習方法で、赤点知らずの学力を手に入れましょう。