学習塾の特徴を解説!!
大手・個人のどちらが良い?
2020.10.28
学習塾を選ぶとき、大手塾か個人塾かで迷われる人も多いでしょう。積極的に広告を打っていて知名度が高い大手塾が良さそうに見える反面、費用の面や知り合いからの口コミから個人塾も捨てがたいと悩まれていることでしょう。今回は大手塾と個人塾のメリット・デメリットをまとめて比較してみました。塾選びの参考にしてください。
大手塾とは広い地域に教室を構えて独自で問題開発や模試実施を行う塾
大手塾とは、全国規模の広い地域に教室を構えて独自で問題開発や模試の実施などを行っている塾です。集団指導・個別指導・オンライン授業などさまざまな指導ニーズに対応するために、同じ運営母体でありながら別のブランド名でいくつもの塾を展開している会社もあります。
広い地域で多くの塾生を抱えている強みから、有名校への進学実績や受験データを積み上げ、有名・人気講師の雇用やさらなる生徒の獲得につなげています。会社や利用方法によって異なりますが、個人塾と比較すると料金は高めです。成績や入塾のタイミングによっては安くなる・一部費用が免除される場合があるので契約前に調べると良いでしょう。
大手塾のメリット
上で簡単に紹介しましたが、大手塾のメリットはまだまだあります。他のメリットも合わせて整理してみましょう。
- ・受験対策のデータや知見が豊富
- ・人気/有名講師の授業が受けられる
- ・自習室などの設備が整っている
- ・知名度の高い塾であれば安心につながる
- ・成績優秀者の特待や成績保証制度を導入している塾もある
- ・講師の担任制度を設けている塾もある
など
大手塾のデメリット
対するデメリットはどのような点が挙げられるでしょうか。
- ・費用が高め
- ・授業のスピードが早い(進学塾)
- ・独自のカリキュラムや教材が生徒に合わない
- ・駅前などの都市部に通塾する必要がある
- ・対応が画一的で融通が効かない
など
地域の個人塾は塾長のオリジナリティを活かして地域に根差した教育を行う塾
個人塾とは、塾長やオーナーのオリジナリティに沿って地域に根差した教育を行なっている塾と言っていいでしょう。教室の数がかぎられ、生徒の数も多くはありません。料金は大手塾よりも安いのが一般的です。大手塾のようにアクセスのよい駅前に教室を構えたり広告を打ったりしないからのが安さの理由として挙げられるでしょう。
少人数指導のため生徒の細かいニーズに対応しやすいといえます。進学目的でバリバリやるというよりは、学校の定期テスト対策や苦手分野の克服といった補習塾の形態をとっている個人塾も多いです。
地域の個人塾のメリット
個人塾のメリットも整理してみましょう。大手塾と対照的になっている項目もあります。比較してどちらが合っているのかを検討してみてください。
- ・周辺エリアの学校に特化した情報を持っている
- ・塾生の学校のスケジュールや地域イベントなどに合わせて、柔軟にカリキュラムを組める
- ・塾生の理解度に合わせてカリキュラムを組んでくれる
- ・大手塾よりも費用がお手頃
- ・塾生や講師との距離感が近い
など
地域の個人塾のデメリット
対する個人塾のデメリットです。
- ・エリア外の学校の情報はあまり持っていない
- ・塾生や講師との距離感が近すぎて緊張感がなくなる
- ・知名度が低く情報や口コミも少ないため、塾自体の査定が難しい
- ・大手塾よりも設備や情報が充実していない
など
大手塾・地域の個人塾のどちらが向いている?
大手塾と個人塾のどちらがあなたに向いているのか、迷った人もいるのではないでしょうか。そんな人のためにチェックするためのポイントを紹介します。
まず大手塾に向いているのは、進学目的での勉強に力を入れたい人です。学校の授業は偏差値50程度のレベルに合わせた内容しか扱いません。また難関校の対策を自力でするのは限界があります。そのため志望校が難関校になればなるほど、大手塾のカリキュラムや情報を利用して受験対策を進めるのが有効なのです。
個人塾が向いているのは、学校の授業や定期テストで結果を出したい人がまず挙げられます。一人に寄り添って時間をかけて指導をしてもらえるのはもちろん、地域密着で指導をしているため、学校の先生が個別で作るような問題にも詳しい情報が集まっているはずです。
また地元の入試情報も大手塾より精通している期待がもてます。たとえば推薦での入試を検討している場合は、過去にどのような質問をされたなどは先生と生徒の距離が近い個人塾の方が情報は集めやすいでしょう。
大手塾か個人塾かは条件だけで検討するのではなく体験授業を通して選ぶ
大手塾と個人塾を比較しましたが、実際に通う塾は体験授業を受け、費用やカリキュラムなどを比較して決めるようにしてください。とくに同じ大手塾・個人塾のカテゴリーであったとしても、会社ごとで違いがあるのは当然です。頭でっかちになりすぎずに、生徒が勉強に集中できそうか・無理なく通えそうかといった感覚も大事にしましょう。親子で話あって塾選びに努めてください。